1月5日

今日は小寒、寒の入りです。

この頃ずっと、朝の通勤電車の中ではアマゾンミュージックの「雨の日のカフェ・クラシック」を聴いています。前は癒されたいが為でしたが、最近は知っているメロディの曲しか流れないという安心感にちょっと縋りたいという気持ちで聴いています。ありがたい10曲です。

また、小説を読みながら音楽を聴くのが好きなのですが、その時に聴いていた楽曲(アルバム)を改めて聴くとその小説の世界が思い出されるので、ささやかな嬉しさを感じます。

例えば、ウェスモンゴメリーfull houseを聴くと川端康成の「雪国」、アンサリーのムーンダンスなら梨木香歩の「冬虫夏草」という感じです。

そして、この雨の日のカフェだと、その中に収録されているブラームスのヴァイオリン協奏曲「雨の歌」とフィビヒの「気分、印象と思い出」を聴くと小川糸の「サーカスの夜に」の世界が浮かびます。

「サーカスの夜に」は、昔に見たサーカスに憧れを抱く小さな男の子が両親の離婚を機に、場末のサーカス団に入って自分の居場所を少しずつ確立していく物語です。いい本なのでまたいつか読み返したいです。